これは言わずと知れたソウルの名盤ですが、これは曲単体としてではなく、アルバム全体を通して一つの作品として価値のあるものです。先日手持ちのCDを携帯(シャープの911、このくだりとHowtoは下記にリンクを張ります)に入れたとき、曲順がバラバラで入ってしまい、その状態で再生した時に痛感しました。
VISTAで911SHをミュージックプレーヤーに
改めて聞くとやはり素晴らしい作品です。
この人、若いころはかなりのイケ面で、 エロ親父+ストイックな面など、矛盾に近い個性を音楽に表わしている辺りも、私には強烈に魅力だったりするのですが。
後にこの辺の人格の問題も含めて、元牧師の実父に射殺されるという、かなりショッキングな最期を遂げています。
このアルバムは1971年の作品で、背景としてベトナム戦争や黒人問題など当時のアメリカが抱えるテーマを歌詞に表現し、なおかつ今日聞いても「新しい」音とリズムに乗せて、アルバム全体でメッセージを伝えているといます。
このころは、C.メイフィールドやD.ハサウェイなどに代表される「ニューソウル」の真っただ中で(実はソウルで私が一番好きな時代でもありますけど)、黒人のアーティストがプロデュースまで自分でこなして、アクの強いアルバムを制作し、なおかつヒットさせたというのは、テースト面でもビジネス面でもS.ワンダーを含めて今後のアーティストの方向性に、かなり大きな影響を与えた作品でもあります。
次いで、この頃のマーヴィンは、タミー・テレルの死にかなりショックを受けたいたようです。
彼女はマーヴィンとのコンサートの最中に彼の腕の中で倒れて病院に運び込まれました。
彼女の病気は脳腫瘍で70年に亡くなりました。
その悲しみや混沌を昇華させたこのアルバムは、それまでのソウルの概念を一変させた位のインパクトを、今でも与えてくれます。
余談ですが、映画「ドリームガールズ」でエディー・マーフィーが演じたジェームス・アーリーは、微妙にマーヴィンをモデルにしている感じですね。
特にニット帽をかぶって、メッセージ性の高い歌を出そうとして反対されるくだりや、ステージでストリップショーもどきの演出をはじめるくだりなど。
でも、前半は他の人がだぶっている感じもします。
曲は、だれもが知っていると思います。
アルバムもほとんどの人が聞いていると思いますが、聞いていない人がいたらば、ぜひアルバムを通して聞いてみてください。
レザーのトレンチを着て、ニット帽をかぶりたくなりますよ。
興味のある方はこちらに更なる情報がありますよ。








